3月下旬、兵庫県の個人様に対し、国家検定テクニカルイラストレーションCAD2級対策講座を実施いたしました。
https://www.cadcil.jp/qualification/ginoukentei/
弊社は平成22年度(2010年度)から兵庫県の実技試験会場として毎年運営にあたっています。
受講者は一昨年3級実技試験を弊社で受験し合格、次に2022年度の2級を受験予定の方です。
マンツーマン講座となるので、まずは受講者が日頃練習できる環境(ソフトウエア、バージョン)を確認しておきます。
受講者が普段練習できる環境は、AutoCAD LT2019とのことなので、それを前提にして解答方法を解説しました。
受験で使用する装置は弊社のPC(AutoCAD2022レギュラー版)である為、
3Dソリッドモデリングで素早く作成することも可能です。
AutoCAD LT の場合には35度楕円ブロックを使い、2D図面作成方法で等角投影図を作成していきます。
2級では、六角ボルト、六角穴付きボルト、六角ナットのいずれかの作図も求められます。
その形状については、各部の寸法比率や表現方法も細かく指定されているので2D機能のみで作成を行います。
具体的な作成手順を反復練習し、本番では迷うことなく素早く描ききることが必要となります。
複雑な形状については、LTの限られた3D機能、またはレギュラー版の3D機能が必要です。
2D機能だけでも作成は可能ですが、非常に時間がかかり時間内に完成させることが難しくなります。
今回の講座では、LTでも使用可能な幾つかの3D関連コマンドを使った対応方法についても解説を行いました。
反復練習を行い、素早く描けるようになっていただけばと思います。
ご受講ありがとうございました。