1月下旬に長崎県内の金属加工企業様にて、AutCAD出張研修-入門・基礎を実施いたしました。
CADCIL初の九州へのCAD出張研修となりました。ありがとうございます。
CADCILでは日本全国へATC講師によるCADの出張研修をおこなっております。
「ちょっと、うちは遠くてCAD出張研修は難しいかな」というお客様もご安心ください。
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◇AutoCAD出張研修 入門・基礎パック
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さて、今回の出張研修の話にもどります。
今回お伺いさせていただきました企業様は、既に専用CADを導入されていましたが、
今後はAutoCADの利用を進められるとのことでした。
今回研修を実施したクラスは、操作経験のある方と初心者の方が混在している状態でした。
ただし、経験者でもこれまでは独学での使用ということでしたので、入門レベルのコマンドからじっくりと解説を行いました。
実務図面を拝見すると、作図に必要なコマンドは限られているようです。
そのため、使わないコマンドについてはある程度省略し、実務で必要な操作説明を中心に行いました。
様々な大きさの金属製品を取り扱われている為、図面の尺度は多岐に渡ります。
既にレイアウト(ペーパー空間)はお使いでしたが、「異尺度対応」の機能は利用されていなかったので
「文字スタイル設定」「寸法スタイル設定」を通して、異尺度対応注釈について理解していただきました。
最低限の設定をひととおり説明した後は、具体的な業務図面を参考にしながら
知っていると便利な機能を解説しました。
例えば、傾いた敷地境界に新たに図形を追加する際には、
ユーザー座標を利用すると一気に効率が上がります。
同社では、外部企業とのCADデータのやり取りはほとんどなく、
図面は社内のみで利用されるということでした。今回学ばれたAutoCADの機能を活用し、
図面を通じての製造部門への正確な情報伝達に有効活用していただければと思います。
機械装置等の製造業では、3DCADがかなりのスピードで導入が進んでいます。
今後の展開として、オリジナル製品の設計まで進められる場合を想定し、
Fusion 360を使った3Dモデリングについても少しご紹介させていただきました。
将来的には3Dを視野に検討いただければと考えております。
◇ Fusion 360基礎【製造業向け】 出張研修
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ご受講くださり、ありがとうございました。