3月上旬に富山県内の製造メーカー様にて、Fusion 360の出張研修を実施いたしました。
◇Fusion 360出張研修-基礎
https://www.cadcil.jp/curriculum/fusion-360/kiso-business-trip/
3Dデータを作成するCADソフトとして、Fusion 360の導入を決定されたということで、弊社に研修のご依頼をいただきました。
受講者はまだ3DCADを本格的に使用されいない方が多く、基本的には初心者に向けた講義内容です。
但し、AutoCADでの2D図面の作成経験は全員お持ちですので、
画面のコントロールについては違和感なく操作していただけたかと思います。
1日目は初心者レベルの受講者を対象とした研修。
翌2日目は初級者レベルの受講者を対象として、少しレベルアップした研修という2クラスを担当しました。
Fusion 360は頻繁にバージョンアップされるCADソフトです。
その為、市販されている解説本の挿絵は、最新の操作画面との差異が大きくて戸惑うことが多いと思います。
できる限り最新の画面を使って研修資料を作成していましたが、
2日間の研修期間中にも一部機能に対してバージョンアップがなされていました。
Fusion 360は「スカルプト(フリーフォーム)モデリング」「レンダリング」「3Dプリント出力」が
大きな特徴となっており、市販の解説本でもそれらの機能の説明が大部分を占めています。
一方、機械設備関連の製造メーカーではそれらの機能はほとんど必要なく、
むしろ「パーツモデリング」や「アセンブリモデリング」が重要となります。
そのため、特に3D設計を意識した説明を心がけました。
更にクラウドベースである3DCADの特徴として、ファイルの取扱い方が他のソフトウエアとは大きく異なっています。
3Dデータのアップロード、ダウンロード、バックアップ、データ共有についても詳しい解説をいたしました。
研修後「もう少し、使用した時点で、再研修をお願いしたいと思います。」
というご要望をいただきました。ありがとうございます。
現在、CADCILでは「製造業向けに特化したFusion 360講座」を開講する準備を進めております。
設計変更にも柔軟に対応できる正しい3D設計の考え方を盛り込んだものにする予定です。
また準備が整いましたら正式にご案内をさせていただきます。
ご受講くださり、ありがとうございました。