9月から10月にかけて、計3回に渡り、京都府内の製造メーカー様に対して、
AutoCADの個別講座を実施いたしました。
同社には当初9月下旬に「入門講座」を受講いただいていましたが、
引き続きさらに発展的な学習を希望されましたので
2週間後に「基礎講座」、さらにその2週間後に「実践講座」を実施いたしました。
◇AutoCAD 個別 入門講座
https://www.cadcil.jp/curriculum/autocad/nyumon-individual-course/
◇AutoCAD 個別 基礎講座
https://www.cadcil.jp/curriculum/autocad/kiso-individual-course/
◇AutoCAD 個別 実践講座
https://www.cadcil.jp/curriculum/autocad/jissenn-individual-course/
「実践講座」では実際の業務で取り扱われている図面を教材とした学習が
可能となっています。
個別講座開始時には、まず最初に図面サイズと尺度を確認しています。
業界によって、取り扱う対象物の大きさが全く異なるからです。
およそ、製造業の機械図面なら、1/1~1/30ぐらいの尺度
建設業界向けの図面なら、1/10~1/500ぐらいの尺度の図面で研修を進めるのですが
今回は今まで経験が無いほど、極小の対象物を表した図面でした。
スケール的にはミクロン単位を取扱う図面です。
実践講座までには、下記のような質問事項を具体的にご連絡いたただいていました。
・大量の同形状オブジェクトの一括処理
・文字の図形化
・スクリプトを使った自動処理
等です。
同社ではAutoCAD LTをお使いですが、LT版はレギュラー版とは異なり
独自プログラムを使った高度な処理には制限があります。
ただし、ポリライン編集をうまく活用して一括処理できたり
エクセルと連携させながら、コマンドスクリプトを使って
自動的な作図をすることは、LT版でも可能です。
今回の実践講座ではそのような内容についても解説をいたしました。
類似形状の大量パターンの作図では、これらの機能を使うことにより
効率的な図面作成を行っていただけることと思います。
ご受講いただきありがとうございました。