今年1月早々から個別講座や出張研修は数多く実施しておりましたが、記事を書く時間が取れず
研修実施に関する記事は久しぶりとなります。
特に6月は東京都内での企業向け研修が集中し、延べ3社9日間に至りました。
さて、8月上旬に神奈川県の製造メーカー様へ
「AutoCAD 基礎出張研修」と「AutoCAD実践出張研修」を実施いたしました。
◇AutoCAD 基礎出張研修
https://www.cadcil.jp/curriculum/autocad/kiso-business-trip/
◇AutoCAD 実践出張研修
https://www.cadcil.jp/curriculum/autocad/jissenn-business-trip/
こちらの企業へは、昨年12月に入門・基礎研修を一度実施させていただいていますが
「前回の研修で学んだことがまだ十分に活かせていないので、さらにブラッシュアップして、設計業務を効率化したい」
という同社社長からの強いご要望があったため、2回目の研修実施となりました。
弊社のAutoCAD実践研修は、お客様のお困りごと、ご要望をもとにカリキュラムを作成する研修です。
実施の前にAutoCADの運用でどのようなことでお困りなのかを予めお伺いし、ご要望を反映できるよう努めています。
また、お客様が実務で作成された図面データをご提供いただくようにもお願いし、現状の問題点の把握も行います。
図面データのご提供と取り扱いに関しては、秘密保持契約書のを取り交わしも対応可能ですのでご安心ください。
紙ベースでは、AutoCADのどのような機能が用いられているのかがわかりませんので
やはりデータそのものを拝見することが問題点の把握のためには必要不可欠となります。
今回も過去に作成された図面データを予めご提供いただき、しっかりと事前準備をしてから研修を行いました。
受講者の技術レベルや到達すべき目標が明確なので、DWGデータの設定状況を検討し
どのような使い方をご提案すべきかを事前に検討しておきました。
昨年の研修では異尺度対応注釈の説明までは行っていましたが、うまく活用されていない様子でした。
そこでじっくりと解説を加えながら、テンプレートを講者全員で作成していただきました。
画層や文字・寸法スタイル等の設定についても、完全に同社の業務に合わせたオリジナルテンプレートが完成。
その日からすぐに利用していただけるものとなりました。
同社社長からは
「引き続き講習を定期的にして頂きたく思っております。」
とのありがたい言葉をいただきました。
現在、千葉県内で新工場建設を進められているので、次回訪問の際にはそちらへ伺えるのが楽しみです。